フィナステリドなどの阻害薬、ミノキシジルなどの発毛薬などの広義の意味での育毛剤は副作用のあるものについてはある一定の効果は望めますが、症状を遅らせたり、緩和することで精一杯です。また、薬は使用から3〜6ヶ月後から徐々に効果を感じ始めますが、3〜5年経過すると薬の効果を感じられなくなります。短期で効果を期待するならアリかもしれませんが、長期的な目線での効果は見込めません。
DHT
DHTがAGAの原因ですか?
科学的に根拠があり、証明もされています。「テストステロン」という男性ホルモンは、頭皮にある「5αリダクターゼⅡ型」という酵素とくっつくことで「DHT」という男性ホルモンに変わります。このホルモンが毛乳頭の受容体に結合すると、脱毛の指令が出されるのです。DHTの作用が強いと脱毛の指令が強くなり、細くて短いままで抜けてしまいます。つまり、太くて長い毛が減り、成長しきっていないやわらかい毛だけになって、軟毛化(男性型脱毛症)するのです。