毛根は復活させられる?真相と復活させる7つの方法を解説!

2023.04.04

2023.03.29

コラム

「一度死滅した毛根は復活しないって本当…?」
「毛根を復活させられる方法があれば知りたい」

毛根は死滅してしまうと2度と復活しません。しかし、毛根が死滅することは滅多になく、多くの場合は適切なセルフケアや治療によって復活します。

本記事では、毛根が死滅しているかどうかの見分け方から、復活させる具体的な7つの方法を紹介していきます。

※本記事で紹介しているサービスは校正医師とは関係ありません。

毛根は完全に死滅していなければ復活する

毛根が死滅すると、新たに髪の毛が生えてくることはありません。しかし、抜け毛や薄毛の多くは、毛根が休止期にあるだけで死滅しておらず、活性化させられれば正しいヘアサイクルに戻り、発毛します。

では、毛根の死滅はどのように見分けるのでしょうか。

毛根の死滅を見分ける方法

毛根が休止期にあるか死滅しているかを見分けるポイントは、大きく2つあります。

  1. 頭皮の毛穴から産毛や細い毛が生えている
  2. 抜け毛に白い膨らみのある毛根が付着している

抜け毛や薄毛の多い部分をカメラのズーム機能やマイクロスコープを使って確認してください。毛穴から産毛や細い毛が生えているなら、毛根は死滅していません。

また、抜け毛に白く膨らみのある毛根がついている場合も死滅はしていないです。

しかし、毛根が黒く尖っている場合や、縮れてギザギザしている場合は、毛根が正常に機能していない恐れがあります。

毛根が復活するまでにかかる期間

毛根が復活するまでにかかる期間は、半年から1年程度です。

髪の毛は成長期、退行期と休止期を経た後、再び成長期に戻るヘアサイクルを繰り返しながら、生え変わります。各期間の目安は以下のとおり。

ヘアサイクル期間
成長期約3〜6年間
退行期2〜3週間
休止期約2〜5ヶ月

毛根を復活させる方法を始めてから、実際に髪の毛が復活したと実感できるのは少なくとも半年以上はかかります。しかし、半年過ぎても変化が見られない場合もありますので、あきらめず根気強く続けましょう。

毛根を復活させる7つの方法

毛根を復活させる具体的な7つの方法を紹介していきます。

  1. 食事の栄養バランスを見直す
  2. 良質で十分な睡眠を取る
  3. 飲酒やタバコを控える
  4. 適度な運動をする
  5. 頭皮の血行を促進させる
  6. 頭皮環境を整える
  7. クリニックで薄毛治療を受ける

食事の栄養バランスを見直す

食事の栄養バランスが偏ると髪の毛に十分な栄養が供給されず、毛根が休止状態になってしまいます。

髪の毛の成長に欠かせない栄養素は、タンパク質、ビタミンや亜鉛です。それぞれの栄養素を含む主な食品は、以下のとおり。

栄養素食材
タンパク質肉類、魚介類、大豆製品、乳製品など
ビタミン緑黄色野菜、ナッツ類など
亜鉛牡蠣、豚レバー、うなぎ、かつおぶしなど

これらの栄養素は、できるだけ毎日の食事で摂取するようにしましょう。

良質で十分な睡眠を取る

良質な睡眠を十分に取ることも、毛根を復活させるには欠かせません。

発毛に関与する成長ホルモンは、睡眠中に副交感神経が優位になった状態で分泌されます。短い睡眠や質の悪い睡眠では成長ホルモンが十分に分泌されず、発毛に必要な毛母細胞の細胞分裂が十分には行われません。

毛根の復活を目指す場合、睡眠の長さよりも質が重視されます。睡眠の質を高めるために必要なことは以下の通りです。

  • 就寝4時間前からコーヒーや緑茶などのカフェインを含む飲み物を飲まない
  • 食事や入浴は就寝3時間前までに済ませる
  • 就寝1時間前はパソコンやスマホの画面を見ない

就寝前は、リラックス効果のあるオレンジフラワーやカモミールなどのハーブティーを飲むのも有効です。

また、睡眠が妨げられないように、余計な音や光を遮断できる環境づくりもしましょう。

飲酒や喫煙を控える

過剰な飲酒は、肝臓でのアルコール分解に多くの栄養を必要とするため、髪の毛への栄養供給が阻害され、頭皮への血行不良が起こります。

お酒は適量を守って飲むようにしましょう。なお、適量の目安は以下のとおりです。

  • ビール:中瓶1本程度
  • 日本酒:1合程度
  • ワイン:2杯程度

タバコに含まれているニコチンは、毛細血管を収縮させ頭皮への血液量を少なくするため、抜け毛や薄毛を促進します。喫煙の習慣がある場合は、タバコの本数を少なくするか、禁煙をおすすめします。

適度な運動をする

適度な運動は、頭皮の血行を促進させます。特に下半身の筋力アップは、全身の血流促進に効果を発揮します。また、ウォーキングやジョギングなどの有酸素運動も、血液循環の促進につながります。

運動する時間を確保できない場合は、エスカレーターやエレベーターは使用せず、階段を意識的に使うことが、日常生活の中での下半身を鍛える運動となります。また、就寝前のヨガやストレッチは、血流促進や良質な睡眠につながります。

なお、適度な運動はストレス解消にも効果的です。過剰なストレスは、ホルモン分泌の乱れや毛細血管の収縮を起こし、髪の成長にも悪影響を引き起こします。

頭皮の血行を促進させる

頭皮の血行を促進させることも、毛根の復活には欠かせません。

頭皮の血管は細く心臓よりも高い位置にあるため、血行不良に陥りやすいです。そのため、頭皮マッサージを行い、頭皮の血行を促進させることが大切です。

頭皮マッサージを行う際は、指の腹で頭皮を優しく揉むようにマッサージしましょう。この際、爪を立てたり力強く頭皮をマッサージすると、頭皮を傷つける恐れがあるので注意してください。

頭皮環境を整える

頭皮環境を整えることも重要です。そのためにはまず、正しいシャンプーの使い方を実践してみてください。

シャンプーを行う際は、予洗いをしっかりと行いましょう。お湯で頭皮や髪の毛にあるホコリをある程度取り除き、頭皮を十分に湿らせることが大切です。シャンプーは直接頭皮につけるのではなく、手のひらや泡立てネットで泡立ててから頭皮につけましょう。泡を頭皮につける際は、指の腹で揉み込むように洗うと頭皮マッサージも行えるため、頭皮の血行促進につながります。すすぎは予洗いと同様にしっかりと行いましょう。シャンプーが残ると頭皮にダメージを与えかねません。

なお、予洗い・シャンプー・すすぎは36〜38度程のお湯で行ってください。

熱いお湯は、頭皮や髪の毛にダメージを与えてしまうため注意しましょう。また、頭皮の状態によって、シャンプーを変えるのも重要です。

洗浄力が強いシャンプーは頭皮を乾燥させたり、炎症を起こしたりします。頭皮や髪の毛に優しいアミノ酸系シャンプーの使用がおすすめです。

クリニックで薄毛治療を受ける

クリニックでの薄毛治療は、セルフケアよりも確実に薄毛を改善できます。

自分の毛根の現状や薄毛の原因を調べたうえで、クリニックで薄毛治療を受けましょう。クリニックで受けられる代表的な薄毛治療方法は、以下のとおりです。

  • 内服薬
  • 外服薬
  • 注入治療
  • 光・LED治療
  • 自毛植毛

少しでも抜け毛や薄毛が気になる場合は、専門医に相談してみてください。

まとめ:毛根を復活させて薄毛解消を目指そう

髪の毛が生えない原因の多くは、毛根の死滅ではなく毛根の休止です。毛根を活性化させることができれば、再び発毛を促進させることができます。

本記事で紹介した方法を実践し、毛根の復活や薄毛解消を目指してみてください。

なお、完全に毛根が死滅している場合、育毛剤や治療薬を使用しても改善されません。

薄毛の窓口では海外での自毛植毛を展開しており、根本から改善が図れます。LINEやメールでも無料相談を受け付けていますので、お気軽にお問い合わせください。

【記事監修医】山本 光宏|やまもと形成外科クリニック院長
形成外科・美容外科・自毛植毛など幅広い治療実績を持つ【略歴】1985年長崎大学医学部卒業、同大学形成外科教室および関連病院にて研修/1994年から3年間オーストラリア留学/1999年やまもと形成外科クリニックを開設/形成外科・美容外科をはじめ美容皮膚科の治療も積極的に行っている。日本形成外科学会専門医。皮膚腫瘍外科指導医。記事監修のみ担当