AGA治療は効果ある?副作用や実感できるまでの期間もあわせて解説

2023.05.04

2023.03.29

コラム

「AGA治療は本当に効果あるの?」

「AGA治療の効果や副作用について知りたい」

薄毛の改善にはAGA治療が代表的ですが、本当に効果があるのか気になっていませんか?

そこで本記事では、AGA治療の効果や副作用について解説します。効果が実感できるまでの期間も解説しますので、ぜひ参考にしてください。

※本記事で紹介しているサービスは校正医師とは関係ありません。

AGA治療薬で期待できる効果

では早速、フィナステリドとミノキシジルといったAGA治療薬の効果について紹介していきましょう。

  • フィナステリドの効果
  • ミノキシジルの効果

フィナステリドの効果

プロペシアの有効成分であるフィナステリドは、ヘアサイクルを正常化させる効果が期待できます。

5αリダクターゼの活動を抑制し、薄毛の原因となるジヒドロテストステロン(DHT)という男性ホルモンの生成を阻害することでヘアサイクルの乱れを防ぎます。

なお、日本皮膚科学会のAGA診療ガイドラインでは、フィナステリドの効果について以下の記載がされています。

  • 約80%の患者に脱毛進行の抑制効果が期待できる
  • 1日1mgの適用量を長期的に服用することで効果が持続する

厚生労働省の承認情報によれば、フィナステリドを使用した臨床試験では、1年間の治療期間中、服用群の60〜80%において、脱毛の進行が抑制されたとされています。

ミノキシジルの効果

ミノキシジルは、AGA治療の外用薬です。

ミノキシジルは、血流拡張作用による発毛を促す効果があります。よって薄毛の原因を根本から解消する作用はありません。

健康的な髪の毛の生成を促進させたいときに用いられ、性別問わず使用できます。

ミノキシジルは、日本皮膚科学会のAGA診療ガイドラインでも推奨度Aランクと評価されており、高い効果が期待できるでしょう。

なお、厚生労働省の承認情報によると、ミノキシジルを使用した臨床試験で使用群の約40%において脱毛の進行が抑制され、約20%においては髪の毛が増加したという報告もされています。

AGA治療薬の使用による主な副作用

一方、AGA治療薬の使用にはいくつかの副作用も報告されています。

  • 頭皮のかゆみやかぶれ
  • 頭痛
  • 吐き気、食欲不振
  • 肝機能障害
  • 蕁麻疹
  • 性欲低減や勃起不全
  • 体毛の増毛
  • ホルモンバランスの乱れ

発症する副作用には個人差があり、AGA治療薬で副作用が起きる可能性は1.0〜5.0%程度と言われています。よって、それほど不安視する必要はないでしょう。

AGA治療薬の効果が実感できない理由

ここからは、AGA治療薬の効果が実感できない理由について解説します。

  1. AGA治療薬の利用を途中でやめてしまう
  2. AGA治療薬の使用容量や用法が守れていない
  3. 薄毛の進行レベルに適したAGA治療薬を使用していない
  4. AGA以外の原因が考えられる

AGA治療薬の利用を途中でやめてしまう

AGA治療薬は、一定期間の継続使用が必要です。特にフィナステリドは、服用を中断すると、一定期間で効果が消失するとされています。

また、ミノキシジルは外用薬として使用するため、薄毛が気になる部位に毎日塗布する必要があります。途中で使用をやめてしまうと、効果の実感は薄れてしまうでしょう。

AGA治療薬の使用容量や用法が守れていない

AGA治療薬は、使用量や用法を守ることが重要です。フィナステリドは1日1回の服用、ミノキシジルは1日2回の使用が推奨されています。

また、使用量を減らしたり、塗布場所を間違えたりすると、効果が現れないことがあります。

薄毛の進行レベルに適したAGA治療薬を使用していない

AGA治療薬は、薄毛の進行レベルによって適した薬剤があります。フィナステリドは、薄毛が進行している初期段階での使用が推奨されています。

一方、ミノキシジルは、薄毛が進行している中・後期の段階での使用が推奨されているため、初期段階での使用は十分な効果が期待できません。

育毛専門クリニックに相談しながら、薄毛の進行度合いに応じた適切な治療薬を選びましょう。

AGA以外の原因が考えられる

薄毛や抜け毛が進行している場合、AGA以外の原因が考えられることがあります。

ストレスや睡眠不足、栄養不足などの生活習慣の問題が原因である場合も想定されるでしょう。

また、特定の病気や薬剤の副作用によって薄毛が進行することもあります。原因を特定して、それに適した治療を受けることが重要です。

AGA治療の効果が実感できるのは平均3〜6ヶ月!

AGA治療薬を使用しても、すぐに効果が現れるわけではありません。一般的には、治療を開始してから3〜6ヶ月程度で効果が現れることが多いとされています。

しかし、効果の現れ方には個人差があり、早い場合は1〜2ヶ月で効果を実感することがありますが、遅い場合は1年以上かかる場合もあります。

AGA治療は、継続的な治療が必要であり、治療を中断すると再び薄毛が進行することがあります。治療を続けることで、薄毛の進行を抑えることができ、自然な髪の毛を維持することができるでしょう。

まとめ:AGA治療の効果を早く実感するなら自毛植毛を検討しよう!

AGA治療は、薄毛の原因が男性型脱毛症の場合に有効な改善方法です。事実、フィナステリドやミノキシジルの使用により、薄毛の進行抑制や髪の生成効果を実感できています。

しかし、効果を実感できるまでに時間がかかるうえ、すでに毛根が死滅した箇所には効果がありません。

そこで、比較的効果の実感を得られやすく、毛根が死滅した箇所にも発毛効果がある自毛植毛がおすすめです。自毛植毛は、AGAの影響も受けづらく拒絶反応もないため、リスクはほとんどありません。

自毛植毛は一般的な治療法であり、国内でも施術可能ですが、コストが割高です。しかし、近年では高度な技術を持った海外クリニックで施術できる機会も多く、リーズナブルな価格で受けられます。技術の高さやコスト面を考慮してクリニックを選びましょう。

薄毛の窓口は、海外植毛に特化したサービスを提供しています。毛髪診断士による1年間の徹底したフォローや全額返金保証など、サポート面も充実していて安心。

多くの芸能人にも利用されていますので、早めにAGA治療をしたい方はぜひお気軽にご相談ください。

【記事監修医】山本 光宏|やまもと形成外科クリニック院長
形成外科・美容外科・自毛植毛など幅広い治療実績を持つ【略歴】1985年長崎大学医学部卒業、同大学形成外科教室および関連病院にて研修/1994年から3年間オーストラリア留学/1999年やまもと形成外科クリニックを開設/形成外科・美容外科をはじめ美容皮膚科の治療も積極的に行っている。日本形成外科学会専門医。皮膚腫瘍外科指導医。記事監修のみ担当